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第36回学会大会開催要領

2024年5月31日(金)~6月1日(土)

於:同志社大学 今出川キャンパス(京都市)

第3​6回学会大会準備・実行委員会

 第36回(2024年度)学会大会は、同志社大学今出川キャンパスを会場に二日間にわたって開催されます。「キリスト教教育の伝統と革新」を統一テーマとして教育現場や子どもたちを取り巻く環境に対して、キリスト教教育の、変えられないものと変えるべきものについて考える場といたします。

 一日目のフォーラムでは、「カウンセリングとキリスト教教育」をテーマとし、教育現場における多様な課題と向き合う(寄り添う)カウンセリングにおいて、キリスト教教育を基盤とする「個のレジリエンスの育み」をキーワードに語り合います。

 二日目のシンポジウムでは「デジタル時代のキリスト教教育」をテーマに生成AIに代表されるICT技術の進歩が劇的に教育現場、そして教育自体を変えようとする中、キリスト教教育が大切にしてきたものを、どのように継承し、また新しい技術が今後のキリスト教教育にもつ可能性について考えていきたいと願っております。

 今回、会場である同志社の創立者・新島襄は鎖国時代に国禁を犯し、アメリカに渡りました。そこで conscience(良心) という言葉に出会い、それを実践する人々によって助けられ、将来への展望が開かれていきました。これはcon(共に)+science(知る)という言葉です。今大会において私たち一人ひとりの良心をつなぎ合わせ、それぞれの場で実践できれば、そこからキリスト教教育の新たな展望が開かれると信じ、準備を進めてまいります。

1.学会大会準備実行委員会

 委員長:森田 喜基  

 委 員:関谷 直人、土井 直彦、山下 智子、吉岡 恵生、渡邊 恵梨佳、李 元重

2.開催要領

 日 時: 2024年5月31日(金)~6月1日(土)

 会 場: 同志社大学今出川キャンパス

      〒602-8580 京都市上京区今出川通り烏丸東入

 連絡先: 第36回学会大会準備実行委員会

          委員長 森田 喜基(同志社大学)

      e-mail: yomorita@mail.doshisha.ac.jp  

 参加費:

   ① 大会参加費: 一般会員 2,000円

            学生会員 1,000円

            非会員     3,000円

部分参加も同額となりますので、ご了承ください。

*昼食代は含みません。二日目の昼食は、各自で学食や近隣にておとりください。

 

   ②情報交換会会費: 一般会員 5,000円

             学生会費 2,500円

    締切:2024年5月15日まで

3.プログラム

 5月31日(金)【1日目】

   13:30-14:00 受 付(同志社礼拝堂)

   14:00-14:10 開 会(同志社礼拝堂)

   14:10-16:30 フォーラム(同志社礼拝堂)

   16:35~16:50 (オプション:キャンパスツアー)

   17:00-18:45  情報交換会(アマーク・ド・パラディ寒梅館)

 6月1日(土)【2日目】

     9:00-    受 付(良心館RY106教室前)

     9:00-9:20  発表者打ち合わせ

     9:30-12:30 研究発表(良心館RY102、RY105、RY106 教室)          

   12:30-13:40 昼食・休憩・懇談

   13:40-14:10 総会(良心館RY107教室)

   14:20-16:50  シンポジウム(良心館RY107教室)

   16:50-17:00 閉会

 ​

4.フォーラム

 日 時: 5月31日(金) 14:10~16:30

 会 場: 同志社大学 神学館礼拝堂

 テーマ: 「キリスト教教育とカウンセリング」

 テーマ設定の趣旨:

 今日の教育現場におけるカウンセリングのニーズとして、発達障害など子どもたちの教育的ニーズに応える特別支援教育の展開や、虐待、貧困等の問題、LGBTQや外国(異文化の背景をもつ)とのつながりのある子どもたち、教師のメンタルヘルス、事件、事故、災害等の緊急支援、子どもの自殺予防など多様な課題に寄り添うべく、カウンセリングを通じた支援が必要となることもある。また、悩みが多様化する中で個への支援だけでなく、学級集団・学校組織への支援、予防活動への関与も期待されている。

 本フォーラムでは、教育現場における多様な課題と向き合う(寄り添う)カウンセリングにおいて、キリスト教教育を根幹として個のレジリエンスの育みも踏まえて、共に考える場としたい。

 コーディネーター:

    ◎中高教育の現場から  土井 直彦(関西学院千里国際キャンパス)

 発題者:

    ◎大学教育の現場から: 才藤 千津子(西南学院大学)

    ◎保育の立場から: 渡邊 恵梨佳(神戸海星女子学院大学)

 記録:李 元重(同志社大学)

5.情報交換会

 日 時: 5月31日(金)17:00~18:45

 会 場:アマーク・ド・パラディ寒梅館(同志社大学寒梅館1F)

6.研究発表

  日 時: 6月1日(土)9:30-12:30  

 

【A会場】良心館Y105教室  

司会者 畠山 祥正(茨木キリスト教大学(非))

    吉田 久仁子(和泉短期大学)  

① 9:30-10:00    

 永町 友恵(日本バプテスト連盟若松バプテスト教会)

 「西南女学院を救った吉田敬太郎」  

② 10:10- 10:40 

 広渡 純子(聖和短期大学(名))   

 「JKUの年次報告に見るキリスト教保育創始期の 幼稚園について~ルーテル派の幼稚園の創始期 を一例として~」(仮)  

③ 10:50- 11:20    

 大森 秀子(青山学院大学)

 「アメリカメソジスト教会女性の地位の向上と社会改革を支える神学思想―ガントレット恒への影響―」(仮)  

④ 11:30- 12:10    

 熊田 凡子(関東学院大学)、谷 昌代(北陸学院大学)

 「キリスト教保育の通底してきたまなざしに関す る研究―歴史と現代における保育エピソードの 「雰囲気」を中心に―」(仮)  

⑤ 12:10- 12:30  

 全体ディスカッション

【B会場】良心館RY106教室  

司会者 駒木  亮(泉佐野教会・清和こども園)      

    岡村 直樹(東京基督教大学)  

 

① 9:30-10:00  

 劉 眞福(尚絅学院大学)

 「キリスト教保育における保育者養成に関する実 践研究」  

② 10:10- 10:40     

 東 彩子(西南女学院大学短期大学部)

 「キリスト教教育におけるダンスの意義に関する 一考察」  

③ 10:50- 11:20    

 小林 恵子(東京保育専門学校)

 「モンテッソーリ教育園における環境の「構造化」 ~特別な配慮を必要とする幼児の事例~」  

④ 11:30- 12:00    

 東 義也(尚絅学院大学)

 「原発事故後の保育の回復と質的発展~キリスト 教保育を目指す東北の3園の事例から」  

 

⑤ 12:10- 12:30 

 全体ディスカッション

【C会場】良心館RY102教室  

司会者 松隈 協(関西学院高等部)      

    矢澤 励太(北陸学院大学)   

① 9:30-10:00    

 坂岡 大路(特定医療法人さっぽろ悠心の郷)

 「カール・ロジャーズの人格論と「親の宗教と葛藤する子」の問題」

② 10:10- 10:40

 楊 周漢(折尾愛真短期大学)

 「聖書黙想と小グループ教育(リベラルアーツ教 育 )」  

③ 10:50- 11:20    

 中島 賢介(北陸学院大学)

 「教育的愛情とキリスト教教育に関する研究  ―三浦綾子の教育観を中心に―」  

④ 11:30- 12:00    

 大川 洋(国際基督教大学)

 「エラスムスにおける自然概念とキリスト教」  

 

⑤ 12:00- 12:30 

 全体ディスカッション

7.シンポジウム

 日 時: 6月1日(土)14:20~16:50

 会 場: 良心館RY107教室

 テーマ: デジタル時代のキリスト教教育

 テーマ設定の趣旨:

 2022年唐突に現れた生成AI”ChatGPT”は、ネット上の膨大な”Big Data”を用いて学習しながら、高度で自然な言語認識・生成能力によって、瞬時に私たちに必要な情報を提供してくれる。新型コロナ感染拡大に伴って、急激に普及が進んだオンラインツールによって、私たちは離れた場所にいながら、互いの顔を確認しながら他者とやりとりすることができるようになり、メタバースの技術によって創り出された仮想空間の中では、私たちはアバターとして存在することができ、そこで他者のアバターと出会い、関わり合うことが可能となったのである。

 こうしたITの技術革新は、私たちの日常生活の風景を劇的に変えてきた。そしてそれは教育現場にあってはより顕著となった。高等教育機関では学生たちに対して「正しい」”ChatGPT”の利用法を提示する必要に迫られ(”ChatGPT”に課題レポートの代筆をさせるような利用法は推奨されなかった)、長い新型コロナ感染拡大下でほぼデフォルトとなったオンラインによる授業配信は、コロナが沈静化した現在でも一旦得たその地位を簡単に手放しそうにないのである。アバターとなった自己は時間と空間を自由に飛び越えることができるようになったが、そこでの「身体性」は、それ以前のものとは全く違った意味をもってくる。

 これらのことは、これまでキリスト教教育において大切とされてきた、神の前に立つ私たち人間の主体性や、共同性、身体性などとどのように合致し、あるいは相反するのだろうか。本シンポジウムではこうした問題を取り上げて、こうした新しい技術が今後のキリスト教教育にもつ可能性について考えたい。

 

 コーディネーター:

   ◎デジタル時代の高等教育とキリスト教

           関谷 直人(同志社大学) 

 発題者:

   ◎フレーベル教育の立場から

           阿部 扶早(元頌栄幼稚園園長)  

   ◎教会でのキリスト教教育の立場から

           吉岡 恵生(日本基督教団高槻日吉台教会)

 記録:山下 智子(同志社女子大学)

8.会場までのアクセス

 ◎同志社大学今出川キャンパス

   地下鉄烏丸線  「今出川」駅から徒歩1分

   京阪電車      「出町柳」駅から徒歩15分

   バス停             「烏丸今出川」から徒歩1分

  *駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

9.宿泊案内 

 京都市内に多数ホテルがありますので、お早めにご手配ください。

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